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保険・補償サービスをどう使えばいいのか?

クレジットカードには保険が自動で付いてくる

クレジットカードには傷害保険が付いてることが多いようだけど、これって、どんな
保険なの? 本当に使えるの?

クレジットカードには毎日の暮らしを守る保険機能が付いている。年会費をきちんと払っていさえすれば保険を受ける権利を得られるので、自動付帯といわれる。

その代表が海外旅行傷害保険だ。海外旅行中に事故や病気でケガ・死亡したときや携行品を盗まれたときなどに補償してくれる。もとはゴールドカードの特典だったが、今ではニコス、オリコ、セントラルファイナンスなど信販系カードはもちろん、銀行系カードでも少し上のクラスのカードには付くようになった。補償額は最高1000万円から5000万円と各カードで異なるが、ステイタスの高いカードほど高額になる傾向がある。

ショッピングプロテクション(動産総合保険)も自動付帯保険の一つだ。カードで購入した商品が万一壊れたときに補償してくれる保険で、これも各社のゴールドカードに付帯していたが、最近では流通系カードをはじめかなり多くのカードに付くようになった。JCBでは海外での買い物に限って付帯し、住友クレジットは海外での利用と国内でリボ購入した商品に限って適用になる。補償額は年間50万円が一般的だが、最高300万円といったところもある。

忘れてならないのは、最も基本的な盗難保険だ。カードを盗まれたり、落としたりして不正に使われたときに、損害額の申し立てからさかのぽって、60日間は被害額を弁償してくれる。年会費無料の一部のカードをのぞいてほとんどのカードにこの保険は付いている。

自動付帯の保険は適用範囲に注意

以上の保険は、会員が特別な保険料を払わなくても、大きな補償を受けられるので、カードの利便性を示す代表的なサービスとして人気になっている。

ところが、いざ自分か被害に遭って補償してもらおうとすると、これが意外にやっかいだったりする。ショッピングプロテクションを例に挙げてみよう。友人はこんな経験をしている。欧州で買ってきた時計が帰国してみたら壊れていた。そこで自動付帯しているショッピングプロテクションの適用を申請したところ、「機械的、電気的な故障は対象とはならない」といわれ、補償はしてもらえなかったという。

また、自動付帯の保険は適用範囲が限定されることも要注意だ。海外旅行傷害保険はケガから死亡まで補償してくれるが、海外での疾病死亡の際には補償は下りない。病気で死亡する例はあまりないため、保険の適用にならないというのだ。

こうしたことを考えると、自動付帯の保険にすべてを任せるのも問題といえる。より確実に安全を手に入れるなら、別途にかけ捨ての保険をかけるなど対策を講じたほうがいいのだ。自動付帯の保険はたしかに便利だが、やはり完全なものとはいえない。外資系の保険会社の中にはカードの自動付帯の保険では足りない部分を補填した海外旅行傷害保険を発売しているところもある。完璧を期すならそうした保険を利用すべきだろう。

保険以外にもサービスは広かっている

最後に「安心」をキーワードとするサービスに動きが出てきているので紹介する。住友クレジットの「安心クラブ」は会員の「もしも」に備える補償を用意した有料のクラブ組織で業界初の試みである。年会費を払ってこのクラブに入ると、専門医による24時間の医療電話相談から人間ドックの紹介までしてくれる。しかし、「安心クラブ」が画期的なのは、会貝本人だけでなく、介護の必要な老人のいる家庭向けのサービスが充実していることだ。たとえば、在宅看護・介護施設・福祉施設などに関するさまざまな相談にケアーアドバイザーが回答し、在宅介護を応援する優良介護事業者の紹介まで頼めるのだ。