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初年度無料カードは本当に得か?

どれだけ使えば年会費の元を取れるか計算してみる

初年度無料ってことは、2年目からは年会費が取られるってことだよね? じゃ、そういうカードが本当に得かどうか、どうやって考えればいいの?

セゾンカードや東武カードなど年会費無料のカードが人気になっているが、提携カードの中には、初年度無料という形のカードが多い。これは、入会1年目だけ無料で2年目から正規の年会費を取るというもので、デパート、航空、自動車、ガソリンなどいろいろな分野で盛んに発行されている。このカードの良いところは、利用者がとりあえず加入してみようという気になる点で、永遠無料カードに負けないくらいに人気になっている。

しかし、この初年度無料カードには注意が必要だ、というのも、ぼんやりしていると、1年間はすぐに経ってしまい、2年目の入会月がやってくるからだ。入会月を越すと、年会費はきちんと取られてしまうから、そうなる前に、「継続するかやめるか」をなるべく早く判断する必要がある。

その際に基準になるのが、カードの使い勝手とコストパフォーマンスだ。企業の華々しい宣伝につられて持ってはみたが、年に数回しか使わなかったり、期待したほどの特典がなかったという場合には、文句なしに解約だ。そんなときはさっさと行動に移せばいいが、間題は、そこそこ使ってはいるものの、メインカードほどには活躍していないという場合だ。そのときには、カードのコストパフォーマンスをもう一度考え直してみることだ。つまり、2年目からかかる年会費分とそのカードの割引、ポイントで得られる金額を比較してみるのだ。

年会費のもとが取れるかどうかが損得の分かれ目

妻の叔母のケースを紹介しよう。

彼女は、5%割引があり、しかも年会費無料(2年目から2100円)というので、三越カードを持っていた。

ところが、あまり使わないうちに、1年が経過して年会費が発生する時期が近づいてきた。実際のところ、そのカードは三越でもほとんど使っていなかったので、継続か解約かで真剣に悩んでいた。

そこで、私はコストパフォーマンスを計算してみたらどうかとアドバイスした。その結果、彼女の出した答えは、次のようなものだった。

「三越ではあまり買い物はしないが、中元と歳暮だけは山本山海苔店の詰め合わせを買って知り合いに配っている(合計で6万円くらい)。それをカードで払うだけでも5%割引になるから、十分にもとは取れる」

というもので、「継続」を決心した。

つまり、三越カードを使って、2100円の年会費を取り戻そうとしたら、5%割引だから、年間4万2000円以上の買い物をすればいいということなのだ。彼女の場合には、6万円ほどの買い物をするというから確実にもとは取れるのである。

このように、初年度無料カードの場合には、年会費のもとが取れるかどうかで判断すればいい。解約するなら入会半年くらいで判断する

ただ、注意しなければならないのは、解約する場合で、1年間経過したうえで、解約を宣言しても、そのときにはすでに2年目の年会費を取られていることが多い。だから、半年を過ぎたくらいで、そのカードとの相性を判断し、早めにカード会社にその意思を伝えることである。そうすれば問題なく解約はできる。